- 2008/04/14(月) 18:35:13|
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はて、困った、僕のブログには記事の終わりに「関連記事」をリストアップしているけれど、あれは別に自動的に生成されてるわけじゃなくて、ところどころのまとめページから引用するか、ぼくの記憶を頼りにして手動で作ってるもんだから、「読書」ってカテゴリーでいつもマンガを扱っているので、最後にいつ、文字ばっかの本のレビューをしたか覚えてないんだよね。エントリー300で内部リンク6000を手動で貼ってるなんてちょっと変態じみてる状況。
ま、そんなことはさておき、というか、ちょいと情報つながりと言うことで、枕にしてみたんだけれど、
「東大式絶対情報学」伊東乾、講談社(ISBN:9784062133715)
最近自己啓本は世代交代を完全に迎えているみたいで、教訓ばなしや根性論をのべた退職者や大物経営者から、ベンチャーの若手社長やエンジニアさんたちの、ま、いわゆるライフハックみたいなものになってきているよね。
彼らはとにかく忙しい。1日33時間働いているような人たちだから、プチ鬱になってる暇はない。だからたいてい3か5か7の奇数のキーワードで人生をシンプルに割り切って自己管理して、より生産性があがる仕組みを(傍目からは)楽しみながら、毎日のように発見して、小技をブログで紹介してくれて、ある程度量がまとまると本になったりしてる。
でも、その小技だけをマネしていても、根本の情報とのかかわりかたや判断力、コミュニケーション術が身に付くかって言うと、やっぱりバックボーンになる部分の基礎体力みたいなものを身につけておかないと、仕事も生活も乗り切れない。演出なのか素なのか、とにかくライフハッカーさんたちは、愚痴愚痴したりくよくよしたりしないのだ。
あ、まだこの本の紹介がはじまってなかったね。去年出た古い本だから、もう読んじゃったって人も多いかな。
東大式とうたってあるのは実際に伊東氏が作曲家・指揮者であると同時に東大の分離融合・学際情報学の教員として、全学共通必修科目の「情報」を受け持たれているから。
「東大式」だから、その他大勢の僕らには及びもつかない高度な学術教科書かって、そんなことは全然ないんだ。まずはキーボードの打ち方から始まる。アハハ。いや実際正しい指づかいでブラインドタッチができないってのは今の時代、こうやってネットにかかわってたりするとかなりキツイこと。実は指まわしのトレーニングや指のストレッチなんかをしたりっていうような準備運動をするだけで、タイピングの向上につながるなんて、目からウロコ。
あと、知識の幾何学化なんて言われるとビックリしちゃうけど、かんたんなチャートを書いていくだけで、アイデアがどんどん湧いてくるコツとか、メールの書き方の作法からコミュニケーション術にひろがっていったりとか、それひとつひとつをつまみ食いすれば、例の小技になってしまうものなんだけれど、そういうものを発想していく脳みその基礎トレーニングをする方法を教えてもらえるんだよね。
これから社会に出ていく社会人候補の学生たちが、卒業までに身につけておかなければならない情報とのかかわり方を書いた本なので、言い方は悪いけど、学者の卵のために書かれた教科書と、我ら庶民に媚を売るレベルを落とした啓発本の中間路線を行くような、とってもバランスのとれた本なんだ。
で、文章もめっちゃ読みやすい。
ただ、この本の唯一の難点が、著者がアーチストではあるといっても、学者として本を書いていること。
今、この手の本が売れるためには、かろやかにシステムエンジニアリングやプログラミングやマネージメントをしてる著者のブランドイメージがとっても大切。「言ってる通りに勉強すればTOEIC990点かも」とか「マネしたら起業できちゃったりして」っていうようなカリスマ性がないんだよね・・・。
すぐ読めちゃって、読んだその日からためになるから、ぜひ手に取ってみてね。
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- 2008/04/04(金) 20:45:34|
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「リズム」森絵都/作・金子恵/絵 講談社(ISBN:9784061487284)
新海誠さんの「秒速5センチメートル」と恩田陸さんの「夜のピクニック」。どちらも若い人にもオススメなのはたしかだけど、共通項があるよね。作家さん自身の意図がどうであれ、あれらはやっぱり大人に向けて書かれた本なんだと思う。あんな切ないくらい美しい風景や心情の描写、自分自身ふりかえったってガキの感受性と表現力じゃないよ。どちらもまだ若い作家さんだけど、過ぎてしまった子どもから大人になる間の人生の一コマをあまりにも愛おしんで美しくしすぎてしまってる。あんなに繊細な心の襞をぼくらは持ってなかったはず。つるんつるんではなかったけれど、もっとささくれだってたはずなんだ。
ぼくは山田かまちの言葉づかいのつたなさとがさつさが好き。かなり古い話題になっちゃうけど、岡真史の自殺を前にしたせっぱつまった気持ちをあんな詩でしか表現できなかった稚拙さと幼稚さ、甘ったるさが好き。ただ、歳を経てくるにつれて、なんだかこの作品たちとも縁遠く感じてきてしまっている。
あれ、「リズム」がまだ出てきてないぞ。もちろん、この作品だって、同世代の少女が自分の今を書いた作品なわけじゃない。でも、文章の1行1行に、懐かしく昔の自分をなんとなく重ねることはできても、最初にあげた2作品のように、もうすっかり没入してあの頃に帰った錯覚をおこさないわけ。物語と自分との間に、ものすごい距離、へだたり、壁を感じる。ああ、もう戻れないんだな。これは自分のいる世界じゃないみたいな。
もっと、早くこの作品にふれていたかったな。刊行された年を確認すると、酒も煙草もOKな年齢だったとはいえ、まだ、19だったはず。少しはこの作品に素直にひきこまれてたかもしれない。
う〜ん、INFOBAR2にしても、iPod touchにしても、とても中学生の持てるアイテムじゃない。だから、このブログの読者層にこの本を勧めてもなんにもならないんだけれど。Amazonとかなら青い鳥文庫なんて恥ずかしい本でも中身のわからないように梱包して配送してくれるから、ぜひ手に取ってみてもらいたいな。
あれ、なんかこのブログって読書ってカテゴリーにマンガと児童書しか入ってないような気がするんだけど、大丈夫か?>自分
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- 2008/04/03(木) 12:21:46|
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DTM MAGAZINE 4月号 寺島情報企画
なんかBEATPHONEってアプリをさわったおかげで、新しい趣味が増えたみたい。
これまでどちらかというと、写真とか静止画を扱うことが多かったので、最近動画をちょっといじるようになってから、音源のストックが手元になくて、ちょうど困っていたところ。
解説もとても丁寧だし、ふろくの音源のいっぱいつまったDVDもいい感じ。別に最先端の情報が必要というわけでもない分野だし、Webブラウジングでこれだけの内容を探してたら大変。ノートパソコンの小さい画面では、Webブラウザのチュートリアルをながめながらソフトを操作するってのもムリだし、こういうときは紙媒体っていいよね。
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- 2008/04/02(水) 22:24:08|
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「ガンスリンガー・ガール」9巻 相田裕 メディアワークス ISBN:9784840241083
今さらの読了。フラテッロと呼ばれるご主人様担当官の命令に絶対服従のサイボーグ化した戦闘少女。PCエンジン〜98禁18ゲーの系譜から派生した(ホントかよ?)萌えと言われるジャンルのお約束を全部ふまえているようでいてその枠に収まりきらないこの作品の魅力は、彼女たちの純真さが天然のものではなくて条件づけという洗脳の結果であるとか、反政府勢力と戦うといっても、混乱した国内の派閥争いの片側にいるだけで、そこに正義はないとか。短命な美少女といっても、それが薬漬けの義体の耐用年数という身もふたもない理由だったりとか。なによりも、人であって感情もあるようであって人と呼べるものではない戦闘人形たちと、切れ者なのに世渡りに不器用なために福祉団体を装った戦闘機関に流れ着いたフラテッロたちの、戸惑いながら続く疑似兄弟関係とかかな。
とかなんとかこむずかしいこと言ってないで、「最近ヘンリエッタ活躍少ないぞぉー」とかしょーじきな感想を書けばいいのにね。なんか、ぼくってマンガとアニメを語るとき、妙に力入ってる気がするんだけど・・・
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「東方見聞録」岡崎京子、小学館(ISBN:9784778035020)
奥付の日付は今日だね。まあ、前もって未来の発行日で発売されちゃうことの方がよくあるから、きっとちょっと前から店頭にならんでたんだろうけど。ひさびさの岡崎京子先生の新刊。といっても、87年に描かれた作品の初単行本化なわけだけど。
ここにはぼくが上京する前の、ぼくの知らない東京の風景が息づいているんだ。別に魔法もSFもなくてもすっとんきょうな作風はぼくが追いかけるようになってからとおんなじだけど、なんかのんびりしてるな。
世界は 喪失 欠如 不在 消失に満ちているわ そして暴力
それだけで世界はぱちんとはじけそうよ
でも思考とエクリチュールと愛だけが それを救済することができるのよ
「でっかい恋のメロディ」より(「私は貴兄のオモチャなの」収録)
そういった緊迫感がないんだよね。この作品の世界はぼくが知っている東京じゃない。
上京してからちょうど6年間、ぼくは岡崎先生の作品をリアルタイムに追いかけていたんだけど、ちょうどそのころは、ぼくの勝手なイメージでは、80年代の文化の伝道者セゾングループがメセナなんだか時代への相乗りなのか、クールでシュールな事業からどんどん撤退していく時期でもあったわけで、なんだか96年が過ぎてからも、ぼくは岡崎先生の描いた風景を東京に探し続けていたような気がする。世間的には95年は事件の年だったかもしれないけれど、ぼくには96年の方が重い。自分のライフスタイルのモデルを失ってしまったようで。
ちょっとルーペが手元にないけど、この表紙の金は特色だよな。純金。存在しない黄金の国ジパング。ホントに手の届かない夢の国の見聞録になっちゃってる。
ぼくが東京をはなれてずいぶんたつ。池店の地下のパロールはまだあるんだろうか。今でも詩人の新刊サイン本が積んであったりするんだろうか。
ググればすぐにわかることなんだけど、なんだかなくなってしまっていそうで検索したくない。ちょうど岡崎先生の近況を敢えてググらないみたいに。
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- 2008/03/17(月) 20:30:00|
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- 2008/03/17(月) 18:07:10|
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「アオイホノオ」1巻、 島本和彦、小学館(ISBN:9784091512680)
ひさしぶりに買ったマンガ本。あんまりひさしぶりだったので、ブログを始める時にカテゴリーを作ってなかったね。とりあえず読書に振っとくかな。
80年代に青年期を過ごせたってことはスゴイことなんじゃないかな。戦前の大正モダニズムとかエログロナンセンスとかの時代だって、なにか社会不安を抱えたままだったはずだし、オイルショックも終わっちゃってたし。まだ当時子どもだった頃のぼくは、「社会の引いたレールになんか乗りたくない」と口癖のように言っていたけど、レールが存在していてくれただけでもスゴイことだったし、まさにそれに乗ってノリにノッてた時代だよね。
キャンディーズ解散の記憶を忘れさせてしまったほどのブームを巻き起こしたピンクレディーの解散とともに始まった80年代。マンガやアニメについても、80年代前半ってホント再放送モノの記憶しか残っていない。だから、ぼくらは大人になってから上司といっしょに飲み会の席でミラーナイフを投げたり、酔いがまわって顔が赤くなってくると「怒りが頂点に達したな。ランボルジャイアント浮上!」とかって盛り上がれたりもできた。
そんな時代のマンガ家志望の若者。不動明ばりの熱血野郎の主人公、焔燃はきっと作者島本和彦さんの分身なんだろうな。
80年代って、70年代のシラケとはなんか違うポンチャックのような浮かれた情熱が何処にでもあったような気がする。子どもの記憶だけどね。新人類ってのはけっこうクールなようで熱くって、あとからつづいて社会に入ったぼくらにとって、大人の世の中をある程度過ごしやすいものに変えてくれていたし。
で、その燃えていた連中が子どもを食い物にした武器が萌えだったんだね。上の世代はとかく次の世代を骨抜きにしたがるものだけど、こんな言葉遊びで、若いエネルギーはひたすら虚構の世界に向けられていたんだなあ。罪深い連中だよ。
でも、まだ70年代に生まれてるぼくらは、「2次元の女しか愛せない」とか冗談か本気か言っていられたけれど、メイド喫茶なんてものがあり、セカンドライフ同様、これまで2次元でしか存在しないはずの空想世界が3次元ワールドをつつんできてる。今の若い子たちって、世界をどんな風に見ているんだろう。
ぼくは藤子不二雄Aさんの「まんが道」は、正直いってなにが面白いのか解らなくて古くさいマンガだった。ぼくにはこの「アオイホノオ」マジで懐かしい話題満載のお話なんだけど、今の若い人には、ただ暑苦しいだけかな。それとも、そのマニアックなギミックがサブカルっぽい興味をひいて冷やかしながら楽しめちゃうのかな。
書店のコミックコーナーで、なんか均質な萌えキャラの表紙が並ぶ平台にやたらと暑苦しい帯が目にとまって思わず買っちゃったけど、これはアタリだったなあ。
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- 2008/03/02(日) 23:42:44|
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ひさしぶりに、自己啓発書ってやつを買って読んだんだ。何だか正直ぼくはこの手のは苦手なんだけれど。でも、今日のは当たりだったよ。
山崎拓巳さんの「
人生のプロジェクト」と嶋浩一郎さんの「
アイデアのつくり方」どちらも、とても刺激になった。
まあ、ぼくもけっこうこういう方みたいに成功してはいないけど、なんだか、「わしはこれをつづけたから成功できたのじゃ、お前ら若いもんもおんなじ様にやってみろ」みたいなじじくささがないのがよかったのかな。
とりあえず、ぼくは今ものすごく前向きに生きてるし、いろんな生活をちょっと楽にこなせる工夫とかもいろいろためしていたりもする。なんだか、最近はこのブログのおかげで、つぎつぎと新しいもののモルモットになってみて、結果を報告してるような感じのところがあるけれど。
で、次週予告。
来週中に、とくにこれを読んでくれてる人の中でいろいろ試行錯誤してるみたいな、INFOBAR2とauOneやほかのネットワークサービスとのうまい連携の方法をまとめられたらなあと思ってるんだ。
乞うご期待!!
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